デザインの事例

グラフの配色

パソコンや印刷技術、プロジェクター等のプレゼンテーション用機器等の急速な発展と普及により、とてもカラフルに色分けされた分かりやすくきれいな資料が増えました。しかしその反面、誰でも簡単にそうした資料が作れることか、らなんの配慮もされない、かえって分かりにくく見づらい資料が増えたのも事実です。

会社などでも一人一台パソコンをもってプレゼンテーションなどを作成されているのではないでしょうか。最も一般的な表計算ソフトのエクセルで折れ線グラフをサンプル改善事例として作成してみましたのでご参照下さい。

余談ですが、マイクロソフト社製のソフトって、デフォルト設定の線、記号、色使いなどは見づらいと思いませんか?。そのまま会議などの発表資料に使っている人も見かけますが…一般の人には見やすいのでしょうか?(2003年11月)

分かりにくいグラフ

×(図1)
分かりにくいグラフ
  1. 色の見え方でも紹介していますが、3種類の線の色が同じ様にに見えるため区別がつかない。
  2. グレーの背景と線色が分かりにくい。(グラフ背景の既定値がグレーなのでそのまま使ってる人が多い…)
  3. 凡例が小さく、また凡例の背景は白なので、グラフの線の色と対比するのが困難。

分かりやすいグラフ

○(図2)
分かりやすいグラフ
  1. 青、オレンジ、朱、黄など区別のつきやすい色の組み合わせで色を付ける。
  2. 線の種類を変える。一番目立たせたい線を太実線、参考程度の線は破線、細線などにする等。(破線などは予測、未定などの意味もあると思われるので注意が必要です)
  3. 背景と線色のコントラストをつけ、明暗の差をハッキリさせる。また 凡例とグラフの背景も同じ色にする。
  4. 凡例だけでなく、グラフ線にも吹き出しで品名を入れる。凡例も大きくする。
  5. 線のポイントマークには、○△□×など記号を大きく目立たせる。
色弱の方だけでなく「誰にでも」見やすくなったと思うのですがいかがでしょうか?
色弱者のための改善例としてあげられているグラフの中に、まれに線種や記号を非常にたくさん使って逆に分かりにくくなっている例もありますので注意が必要です。

いうまでもありませんが、あくまでもそのグラフで何を訴えたいのか?が重要なのですから、色づかい云々以前の問題で図1のグラフは×ですね。図2のグラフでは、デジカメとパソコンを強調してますが、このグラフの作成者が「プリンターの販売数が安定している」ということを現したいのであれば、プリンターも強調させるべきでしょう。

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